2018年04月09日

天満敦子 望郷のバラード

1883年29歳の若さで亡くなったルーマニアの天才作曲家チプリアン・ポルムベスクが遺した一編の旋律。「バラーダ」。

KICC966.jpg




1977年ウイーン大使館に勤務していた外交官岡田眞樹氏は祖国ルーマニアから逃れて来た独りのヴァイオリニスト(イオン・ベレッ シュ)の弾く小曲に心惹かれた。

それはイオン・ベレッシュが祖国からのがれるとき、楽譜と共に持ち出したルーマニアの秘曲だった。

この曲の心を理解してくれるヴァイオリニストがいたら日本で紹介してくれといわれて手渡されたのが一冊の楽譜「バラーダ(詩曲)だった。

この秘曲は圧制に反抗して投獄されたポルムベスクが獄中から故郷を偲んで作曲したものだった。

当時天満敦子はルーマニアでピアニスト深沢亮子と共にコンサートを開いていた時だった。

まさにこの秘曲は天満に・・とその百年前の秘曲の楽譜を岡田は手渡したのだった。

そんないきさつのある名曲についてのエッセイを岡田眞樹が日本経済新聞1993年12月8日の文化欄に紹介したのをきっかけに「望郷のバラード」は広く世に知られることとなった。






posted by audio HIRO  at 12:27| Comment(0) | クラシック
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: